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スイーツ リメイク 簡単おもてなしスイーツレシピ

清水 涼子

 

2013年04月01日

スイーツリメイクNO.140 スイーツ さくら前線到来!

スイーツリメイクNO.139 スイーツ さくら前線到来!

さくら前線で騒がれる中、スイーツにもさくら前線が到来しています。

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今年は、桜の時期も早く、みなさんお花見を計画されていた方も
慌てて計画し直しという方、多かったのではないでしょうか?

私も、スイーツの提案をするにあたり少々焦りましたが…
桜のスイーツは、もう少し時期が長く
3月のお節句「桜餅」に始まり4月中旬までは
旬なスイーツとしておもてなしに是非使っていただきたいと思います。

桜は日本象徴すべきお花で、奥ゆかしさや春の代名詞的存在です。

女性の心をくすぐるばかりか、男性さえもその桜という美しさに
心を奪われる…魅力的なお花です。

桜を代表するお菓子には
和菓子で「桜もち」「道明寺」これらが
今までは大半を占め、今でも根強い人気を集めています。
風習から、ただ漠然とその時期がくると食べている…
なんていう方も多いと思いますが、
なんとなく「桜もち」を食べることで 春 の到来を待つ日本人の姿が
あるように思われます。

さて、そんな桜にまつわるお菓子ですが、
近頃は随分と様々な商品を見かけるようになりました。

洋菓子専門店、量販洋菓子店、ドーナッツ専門店、パン屋さん、
SMやCVSチルドデザート
など…

様々な形で、薄桃色の桜のスイーツが店頭のショーケースを彩っています。
とても素敵な色合いで、華やかにしてくれているそんなイメージです。
ショーケースにも桜の花が咲き乱れている、そんな印象を受けました。
これほどまでに一般的に普及し始めた桜スイーツですが、
皆さんは購入され召し上がられた時、どんな印象を持たれますか。

想像通りという方、ちょっとイメージが違うな~という方
それぞれではないでしょうか。

私が桜スイーツに少しこだわりをもつ理由。
それは、入社して初めて実際の開発に携わった商品が
桜のケーキだったからです(笑)
2000年の春むけ商品の開発だったと思います。

今思えば、これほどまでに桜スイーツは
流通しておらず、まだ桜もちが主流で殆ど他の製品は目にしない時期でした。

少々、流行の先取りをし過ぎた感ある結果となった記憶がありますが
今の一歩前だったら注目の的だったかもしれませんね(笑)

開発商品は難しいもので一歩先や先取りし過ぎでは
ヒットしないもの
なのです。

よく社長に言われました。
一歩ではなく半歩先取り位が消費者とのバランスがちょうどよい…
先に歩みすぎると消費者は新しすぎて手を出しにくいそうです。

なるほど…と感じました。
話がそれましたが、そんな経緯もあり桜スイーツがとても興味深く、
おいしさの表現を追求したい個人的概念と
春 ・ 桜 を季節感としてスイーツリメイクにも導入したいので
一度振り返りながら、街中商品チェックをしたいと思い
この度、話題にあげました。

今回は少々、開発者だった時の記憶をたどりながら
お話をさせて頂きます。

開発段階において、「桜」をイメージすると
一般的に皆さんが知っている桜の連想は、
やはり 桜もち が強いので、出来上がりの味のイメージは
桜もち のもつ香り「桜の葉の香り」が一番桜を連想させやすいと
商品コンセプトを決めた記憶があります。

そして、香りにはいろいろあり
桜を花から実がなることの連想からチェリーの香り
桜を葉で連想すると 桜もち のもつ葉の香りになります。

でも、日本人が桜を連想するのは 桜もち からも後者で、
そして 桜=和風スイーツ のイメージが強いのではないかと感じます。

チェリー(さくらんぼ)のもつ印象は、洋的で桜の花という連想をしにくく
チェリーのデザートととしての感覚で洋菓子としてつい味わいたくなる…
そう感じました。

ひとえに桜と言っても印象が人それぞれで、
桜を食すというよりは、まだ「お花を観賞する」イメージが強いので
イメージを膨らませながら食べるために
ある意味楽しみながら、桜ってこんな味なんだ(笑)という
印象のもとで皆さんがいただくのではないかなと感じています。

だからこそ、桜もち という代表的な連想できる物から脱せれない
私もいて、ついなじみ深い商品に目を向けてしまいがちなようにも思いました。
さて、そんな中で今回選んだ商品はまさしく
その比較をちょうどできた商品ラインナップであり
スイーツリメイクのお仕立てにも、どう表現するかなど
少し頭を悩ませました。
今回の商品は、オハヨー乳業が出す「さくらのプリン」
メイトーが出す「日本橋スイーツ さくらプリンと粒あん」の2品。

16ohayosakurapurin16meito sakurapurin

 

それぞれの商品の特徴は以下です。

16ohayosakurapurin
[商品名]オハヨー乳業 「さくらのプリン」
[購入価格] 120円前後
[購入場所] セブンイレブン
[商品説明]パッケージも桜を彩る桃色で和の中でも洋的雰囲気を持つイメージ。
     ただし、さくらという和の概念から購入する側が和的な想像をして
     手にするために食べた時の味わいに相違を感じます。

     原材料表示を見ると、桜の花エキスやさくらんぼ果汁とあるように
     花よりのチェリーを連想させる味わい。
     杏仁霜なども入っているので、全体的に和ではなく洋的なイメージで、
     口どけよいなめらかな食感のプリンに仕上げられているのですね。

     イメージだけではなく、こんな風に原材料をチェックすることで
     どんな商品であるかを想像することもできることがわかります。

このさくらプリンをスイーツリメイクを通して
お仕立てを考えるとイメージはこんな想像を頭に浮かべます。

洋風のコースの後に、
日本で食べるフレンチだからこそ
「和の心」も添えてデザートにしてみました

といった感じで出されるデザートの味わいを感じれる一品になるように感じます 

16meito sakurapurin
[商品名] メイトー 「日本橋スイーツ さくらプリンと粒あん」
[購入価格] 105円前後
[購入場所] 100円ローソン
[商品説明] パッケージは黒と桃色、そしてネーミングからも和の印象。
      粒あんと合わせているところで、恐らく桜もち 的
      味わいであろうと想像できます。
      食べてみると想像通り、そして想像以上の上品な味わいです。
      さくらのスイーツだということを、一口目に感じさせてくれます。

これが、桜を洋風にプリンという言葉で近寄らせながら
でも和の「桜」を印象づける味わいになっており

先ほどの後者である桜の葉の香りをイメージしたデザート
であると感じました。

安心して食べれる洋ながら和の桜スイーツ。

味もさることながら、メイトーらしい なめらかな 食感がでており
どっしり重み&インパクトある味わい深さが
メイトーのなめらかぷりんを初めて口にしたときの感動に似ていました。

といったような、今季の注目の2商品。
まさしく、和と洋の表現力の違いです。

スイーツは嗜好品なだけにどちらが正しいこともなく
双方にファンがいるので2商品あることが2通りの味を楽しめる喜びです。

スイーツのさくら前線もまっただ中。
どんなお仕立てでおもてなしできるか…
楽しみです。

次号はお仕立てにてスイーツリメイク記事を書かせていただきます。

***********************************************
今回は2品ありました。
両者共にさくらを表現するのに多くの開発時間を費やされ
完成したお品であるように感じました。

ひとつのものを開発するのに、
一昔前に携わっていた開発では
おおよそ3か月くらいの時間を要し一つのケーキを
完成
させてきました。

もちろん、ものによってはもっとかかるものもあったと思います。
皆さんが、普段何気なく口にしているスイーツには
開発者の様々な想いや、企画が練りこまれ
カップの中に食材と共にその想いもギュッと詰めて
蓋を閉じて…完成させている品々
であると思っています。

だからこそ、私はカップのままいただくのではなくて
そこからせめて出してあげて、
お気に入りの器に移して食べてあげれたら

おいしさに感謝して頂くことに
繋がるのではないだろうかと思います。

また、さらにそのデザートの価値を知るのならば
おもてなしのひと手間を加えて
お出しすることができたのならば…

そのスーパーのスイーツ達は、デパ地下スイーツの価値さえも
越えることができるのであろうと
思います。

さて、来週はこれらスイーツを使ってのお仕立て
をするのと同時に、
今回私がお仕立てに頭を悩ませたことについても
少し触れていきたいと思います。

今後のスイーツリメイクの課題や目指すべき方向性
改めて実感させられた瞬間であったこと
を、皆さんにもお伝えしたいなと思っています。

Ryoko



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デザートプランナー

大手企業で冷凍ケーキの開発を担当後、デザート専門のベンチャー企業に移籍、メニュー企画を担う。
出産のため退職、その後誰でも簡単にできる デザート攻略法=『気軽さ(低価格)』『5分』『品質保証・定番の味』を再現したデザート作り“スイーツ リメイク”を発案し、現在これらを主体としたデザート講師として活躍。
また、育児という自らの経験を活かした食育視線でのデザート講座等も行っている。

▼HP [リンク]

外食専門フードライター、編集人

「外食レストラン新聞」「ラーメン新聞」など、外食系専門紙で記事企画、編集、ライティングを務める。
           *
「外食レストラン新聞」「ラーメン新聞」は、日本食糧新聞社の発行する
料理のプロ、店舗経営のプロ向け情報紙。いわゆる「業界新聞」です。
話題の店やメニューを紹介するだけでなく、実用に向く業務用食材の効果的な活用を提案したりします。
このブログでは、一般の方はなかなか目にする機会の少ない外食の業界新聞の中身をご紹介。
さまざまな視点から「ツッコミ」を入れつつ、皆様のお店選びの一助としていただくことを目指したいと思います。

和食・イタリアン講師、食品コンサルタント

1998年からオランダ在住。
オランダ語習得後、当地にて和食、イタリアン講師を務める。
2007年から理学博士のパートナーとともに、バイオテクノロジー及び食品 コンサルタント会社EUstimを立ち上げる。
ブログでは、意外に知られていない、世界一の長身国・オランダ庶民食品事情について伝えていく。

フードコーディネーター
ライター

株式会社ワンダーマート
代表取締役

秋田県横手市のフードコーディネーターとして、
セミナーの講師や商品開発活動を行っている。
また世間で知られていない横手のマニアな食の魅力をPR中。
ブログではマイナー地方都市の「食をテーマに奮闘する姿」を伝えて行きたい。

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家事と育児に追われる毎日を送りながらも、自分のキャリアにも悩み続ける会社員。
そんな日々のささやかな楽しみは、飲むこと食べること作ること。
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フードコーディネーターの資格取得後、食品メーカーや各種媒体(書籍、テレビ、Webなど)でのレシピ制作やスタイリングに携わり、フードプランニング会社ではディレクターを経験。
生産者への突撃取材を通して、食卓と生産地の架け橋となるべく、野菜料理を得意とする。
2008年10月よりニューヨーク在住。

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フードプロデューサー
フードコーディネイター

食品メーカーやコンビニエンスストアで、メニュープランニングや商品開発をした経験を生かし、コンサルティングや執筆、講演のほか、さまざまな媒体で使用されるレシピの制作から料理撮影のスタイリングを行っている。

築地のキッチン・スタジオ「つきじ803」で、料理教室や食にまつわるスキルアップ講座を主宰。

▼HP「~happyごはん~」 [リンク]

フードビジネス・コーディネーター
ジャパンフードコーディネータースクール チーフプロデューサー

大学卒業後、冷凍食品メーカーにおける商品企画業務を経て、平成19年からJFCSのスクールディレクターに就任。食の世界を目指す方を支援しながら、メニュー開発、撮影・スタイリング、商品企画・マーケティング、食育教室の企画・運営、栄養アドバイスなど多彩にかかわる。
栄養士。ボストン大学カリナリーアートプログラム終了。イギリスワイン協会(WSET)資格所持。日本ファシリテーション協会会員。

フードコーディネーター
キッチンスペシャリスト

食品スーパーへの季節のレシピ提案と料理撮影、食品パッケージのスタイリングなどを手がける。
ブログでは、福岡および九州からの季節感あふれる食の便り、二児の母親としてフードコーディネーターとしての目線から見つめる食や食育の現状などを伝えていく。北九州在住。

中小企業診断士
有限責任事業組合GOHAN 代表

信用調査会社勤務を経て、2001年に中小企業診断士として独立。
独立後に関わった地方の中心市街地の活性化業務を通し、
地方が抱える雇用の受け皿不足等の問題を解決する方法として、
「食」に関するビジネスに興味を持つようになる。
食品販売の現場での仕事を経て、中小食品メーカーの商品開発、
食品小売店・飲食店の店づくりへのアドバイスを手がける。
都内百貨店やエキナカ商業施設での地域フェアの企画・実施経験も多数。

フリーライター

フードライター養成講座を受講したのをきっかけに、プロのライターに。現在はフリーとして、働く女性向けの情報紙、食に関する書籍などの編集、執筆を行う。
2009年12月に長女を出産。ブログでは、おもに乳幼児の〝食〟を通じて、リアルタイムに子育て事情をリポートする。都内在住。

山形ガールズ農場は、
女性のための女性の農場を目指しています。
農業ブームの到来で女性にとって、
農業がだいぶ身近な存在になってきました。
でも、ブームに流されるだけではなく、
農業を魅力ある職業として
もっと世の中の人たちに広く知ってもらいたい。
そんな想いを抱いてがんばっています。

元食品関係の専門誌記者で、現在は今年で2歳になるムスコの育児に奮闘する平凡な専業主婦。
食べることは大好きだが作るのは苦手で、幼児がいる家庭とは思えないような大人中心の大雑把なメニューが中心。
たまにこだわって失敗するパターンを繰り返し、外食で気分転換しています。
結婚を機に茨城県へ。
ローカルネタも織り交ぜていきます。


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