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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

クラシエフーズ株式会社
「Soy <バニラ><抹茶><チョコ>」

昨年9月に発売された「Soy」は、クラシエフーズ株式会社が永年培った技術と商品イメージを持って開発された“豆乳アイス”だ。

“原材料に豆乳を使用した”だけではなく、一切乳製品・卵を使わずに“豆乳のみ”を主原料としたところに、高い新規性と驚きがある。コレステロールも“ゼロ”、7大アレルギー物質も入っていないので、健康を気遣う人にも好適となっている。

では、氷菓のような味わいかといえばそうではない。植物油脂の独自配合、特殊加工調味料の採用など製造には最大の工夫を凝らし、濃厚な味わいを実現。嗜好品であるアイスに必要な“満足感”を十分に得られる仕上げとなっている。また後味がさっぱりしていることにより、最後まで飽きることなく食べ続けられる。

他に類をみない視点で生まれた「Soy」、おいしさと健康を考えたアイスとして、ますます販路を拡大していくようだ。

目次

  1. 繊維や化粧品と共に大きくなった食品事業
  2. 特殊技術による“豆乳アイス“の誕生
  3. 新コンセプトを持った「Soy」
  4. 和風調味料が味の決め手を左右

1.繊維や化粧品と共に大きくなった食品事業

クラシエフーズ(株)は1887(明治20)年に、東京綿商社として東京府下鐘ヶ淵に創立した鐘紡(株)が起点となっている。

綿だけでなく、明治時代には織布・錦糸・製糸製造を、昭和に入ってからは毛紡績・化繊・麻紡・ナイロン製造も手掛け、 革新的な技術や作業能率の向上を図り、日本の繊維産業拡大に大きな功績を残した。

また1936(昭和11)年には、蚕のさなぎからとれる油で作られた鐘紡絹石鹸を発売。 化粧品部門にも進出し、“カネボウ化粧品”は一般女性の間で広く愛されるブランドに成長した。

食品事業に参入するのは1964(昭和39)年。カネボウハリス(株)を設立し、主に菓子製造を行った。 翌年には立花製菓(株)を合併し、冷菓事業にも進出。「チューイング・ボン」の大ヒットで事業拡大に拍車がかかった。

さらに和泉製菓(株)と合併した1971(昭和46)年には、チョコレート製品を発売。 以後業界初のカップしるこを投入したり、ノンフライ麺を開発したりと、同社の数ある事業の中でも、 食品が大きな地位を占めるようになった。

ロングセラー素材菓子「甘栗むいちゃいました。」、フレグランスガム「ふわりんか」「オトコ香る。」 などオリジナルな食品も多く、食品専門会社ではない強みを生かしているのも特徴だ。

なお、現在の「クラシエ」という社名は2007(平成19)年に生まれた、全く新しい呼び名であり、 “カネボウ“の歴史の中でも大きな転換といえる。その前年に産業再生機構による支援を終了してから運営の再出発がなされ、 カネボウ・トリニティ・ホールディングス、及びその傘下会社の商号及びコーポレート商標を 「Kanebo」から「Kracie」に変更されたものである。



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