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「ユーグレナ」
株式会社ユーグレナ
取締役 福本拓元氏

地球が抱える諸問題を
ユーグレナで取り組み解決へと導く

ユーグレナ(和名:ミドリムシ)に着目し、食料や環境、資源といった地球が抱える問題に立ち向かう企業がある。

株式会社ユーグレナは、東京大学内に研究所を構える企業で、石垣産ユーグレナの研究開発や製造に取り組んでいる。そして、このユーグレナという小さな藻類を使い、炭素循環社会の実現を目指している。

ユーグレナとの出会い、起業、そして同社の姿勢や目標など、同社の立ち上げから参画している福本拓元取締役に話を伺った。

目次

  1. 1.運命的な出会い
  2. 2.ユーグレナの実力
  3. 3.子どもにも人気!
  4. 4.私たちの目指す社会

1.運命的な出会い

―会社設立のきっかけは?

福本 我々は、5億年も前から存在しているユーグレナ(和名:ミドリムシ)が、食糧問題をはじめ、環境や資源といった地球が抱えている問題を解決できると考えています。つまり、炭素循環社会の創造をユーグレナで取り組もうというのが我々の目標です。

人間が生産活動を行う中で、自然や環境と共生しつつ資源をつくるといった炭素を循環させながら取り組むことが、新しい産業のあり方ではないかと考えています。

これを我々は『未来農業』と位置づけ、『未来農業 ユーグレナ・ファーム』と具現化することで事業に取り組もうと考えました。

―海外での経験が発端だそうですね

福本 9歳のとき初めて海外旅行をすることになった創設者の出雲(出雲充:代表取締役社長)が、せっかく行くのであればと、当時では訪れる人も稀なバングラディシュを選び、現地のNGOにインターンとして参加させていただきました。そして、現地の食料問題を目の当たりにし、大変衝撃を受けたそうです。

まったく何も食べられずに困っている子どもは実は少なく、栄養バランスが悪いがために命を落としたり病気になったりする子どもがいるのだということを知ったのです。

同国はカレーを食べる文化があるのですが、概ね“具が少ないカレーとナン”が多く食べられています。つまり、野菜や魚、肉などのビタミン、ミネラルが食事の中で不足しているため、病気になりやすく、命の危機にさらされているのです。

とはいえ、あらゆる栄養素をバランスよく摂取するには、同国では食材が少なすぎると感じたそうです。

そこで出雲は、東京大学で学んでいる知識と環境を生かして、食糧問題を通じて世の中の役に立ちたいと思い立ち、もともと希望していた文学部から農学部に進路を変更しました。

そして、そこで偶然にも出会ったのがユーグレナ、つまりミドリムシだったのです。

ユーグレナはご存知の通り、植物でありながら動くという、動植物両方の性質を持った藻類です。栄養成分を見ても、魚、野菜、肉と本来摂取すべき栄養素をバランスよく兼ね備えていることがわかりました。

そのため、このバランスのよいミドリムシを、子どもたちの食事に少量でも加えてあげることで食糧問題を解決できるのではないかと考えたわけです。それが会社設立への思いに繋がりました。

こうして、当時大学でユーグレナの研究をしていた鈴木健吾(現 取締役 研究開発担当)と出雲、そして私の3人で会社を立ち上げたのです。

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