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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

日清食品株式会社
「日清ラ王<醤油><味噌>5食パック」

1年に起きた東日本大震災以降、食料の備蓄について考えられるようになった。それにともない、長期保存が可能な食品の市場は拡大の傾向にある。袋麺市場もこれらの例のひとつで、保存性の高さと経済性が見直され、昨年から需要が拡大している。

このように、国内の食品市場が変動するなか、日清食品株式会社では12年8月27日、「日清ラ王 袋麺」を地域限定で先行発売し、先月にはエリア拡大を果たした。

開発秘話や市場拡大への意気込みについて、同社マーケティング部ブランドマネージャー、木所敬雄氏に話を聞いた。

目次

  1. カップ麺で培った技術の集大成“生めん”に近い袋麺
  2. 最高品質が自慢。「ラ王」ブランドにふさわしい一品
  3. 本格的なラーメンを目指し麺表面の食感とコシのバランスを追求
  4. 袋麺市場の活性化を目指した今後の展望

1.カップ麺で培った技術の集大成“生めん”に近い袋麺

日清食品株式会社は、71年に世界初のカップ麺(「カップヌードル」)を発売して以来、カップ麺市場のリーディングカンパニーとしてグローバルに高い知名度を誇る企業だ。商品への深いこだわりと技術革新における同社の企業努力は、これまでのヒット商品の数々を見てもわかる。

同社の商品の麺は世代別に区切られており、ロングセラーの「チキンラーメン」「カップヌードル」に代表される縮れ麺タイプは第一世代、「どん兵衛」のぴんそばに用いられたストレート麺は第二世代と区分されている。

そして、10年に改良されたノンフライ麺の「ラ王」(カップ)は第五世代に分類され、カップ麺の技術としては最新の技術が投入されたという。

このようなカップ麺の進化で培った技術を応用し、より“生めん”に近い袋麺の実現を目指した取り組みが、このたびの新商品開発のきっかけだという。

木所氏は 「袋麺とカップ麺では、カップ麺の製造の方が技術的にも難しいものです。鍋で調理する袋麺に対し、カップはお湯をかけるだけで麺も具材も完璧に戻さなくてはいけないからです。

当社は、カップ麺のパイオニアとして技術革新を積み重ね、第五世代辺りで色々なことができるようになりました。

それらの技術を袋麺に応用したのが、今回の「日清ラ王 袋麺」なのです」と語る。

本品では、カップ麺の“お湯かけ調理”で蓄積した技術を袋麺の“煮込み調理”へ展開。3層太ストレートノンフライ麺(※)を組み合わせることで、“生めん”のような食感とコシを実現した。まさに、カップ麺で培った技術の集大成と呼べる新商品が誕生したのだ。

(※)3層太ストレートノンフライ麺

3層麺製法、太麺製法、ストレート麺製法の3つの技術が組み合わさったノンフライ麺。日清食品独自の製法で、カップ麺ですでに技術を確立。

◆3層麺製法:内側と外側に層を分けることで、つるりとした食感とコシを実現。

◆太麺製法:従来の麺に比べ吸水力が高く麺の内部までしっかりと戻り、厚みのある麺に。

◆ストレート麺製法:“生めん”のようなストレート感を表現。街のラーメン店に近い麺の形状を再現できる。

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