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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

株式会社 博水社
ハイサワー缶

「わ・る・な・ら・ハイサワー」のCMで知られる博水社の炭酸飲料「ハイサワー」。先代社長の発案で生まれ、誕生当時に大きな話題となった商品だ。そして、創業85周年となる今年2月5日、同社初となるアルコール入り「ハイサワー缶 レモンチューハイ」をRTD市場に投入し酒類市場に初参入した。

お酒の裏側を支える“脇役”としての地位を持つ同社が割らない「ハイサワー缶」の誕生を機に、従来の「ハイサワー」にはなかった需要を取り込んで初動は目標の1.4倍と好スタートを切った。量販店や酒販店での本格発売を3月1日に開始し、消費拡大を狙う。

目次

  1. 困難の連続だったアルコール市場への新規参入
  2. 飲み続けていた顧客を重要視し、生み出された商品
  3. “シズル感”を排除した親しみあるラベルデザイン
  4. レモン本来の味を生かした真んなか30%の搾汁率
  5. 「ハイサワー」との競合ではなく、エンドユーザー向けに
  6. 新しいファン層を広げるユニークな試みの数々
  7. 中小企業ならではの強みを生かし市場の定着を狙う

1.困難の連続だったアルコール市場への新規参入

1980年に発売開始した、お酒を割る炭酸飲料のロングセラー商品「ハイサワー」。累計販売数15億本(炭酸入りのみで集計。200ml瓶換算)を突破するなど、強固なブランド力を保ち続ける同社が、初めて酒類市場に参入した。同社代表取締役社長の田中秀子氏は次のように述べる。

「「ハイサワー」は多くのお客様に親しまれている商品です。ですが、コップを用意し、お酒を入れて、「ハイサワー」を入れて、マドラーでかき混ぜるというひと手間があり、近年飲めない場所が増えてきていると感じていました。

一方で、景気が悪くても、人はどこかでお酒は飲むよね? という話もありました。 それなら、駅飲み、列車飲み、花見などの屋外飲みなどで気軽に飲めるような、割らないお酒があると便利ではないか、という声があがったのです」

同社のRTD市場への新規参入は、新商品の企画と同時に進められていた酒類免許 の取得から始まった。免許の取得には、貯蔵倉庫の場所、敷地の状況、建物の配置図、敷地・車両・什器などの設備状況、未成年者の飲酒防止に関する表示、それにともなう添付書類の多さなど、乗り越えなければいけない壁は厚く、結果的に1年もかかった。

「大変だというのはうすうす知っていたのですが、予想以上に本当に大変でしたね」。また、「ハイサワー」は清涼飲料水カテゴリーのために酒類のバイヤーとの接点が小さく、「ハイサワー缶」の売り場の確保もクリアしなければならない点であった。

「当社が酒のバイヤーでしたらここまで苦労しなかったかもしれませんが、「ハイサワー」が酒のお供という少し微妙な立ち位置でしたので。ですので、CVS先行販売時に初めて店頭に並んだ時は感激しましたよ」と田中氏は笑った。

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