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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

敷島製パン株式会社
「ゆめちから入り食パン」

2013年4月から通年販売をしている「ゆめちから入り食パン」。北海道産の超強力小麦を使い、その他の原材料も国産主体というパンである。同社が目指しているのは、「日本の食料自給率向上」また今年1月にはリニューアルも行い、ラインナップも拡充した。

開発の経緯や商品の特徴、国産小麦に込めたメッセージなどを、同社マーケティング部製品企画グループの秋保良美氏と、総務部広報室室長の加藤博信氏にうかがった。

目次

  1. 「パンづくりで社会貢献」が1920年の創業当時からの理念
  2. 自給率が低い国産小麦の調達が重要
  3. パンの品質を高めるために試行錯誤を繰り返す
  4. ネックであった価格も安定供給によりリーズナブルに
  5. リニューアルもこだわったPascoらしい味わい
  6. 「ゆめちから」のシンボルマークを制作
  7. “顔”の見える小麦を広げ、食の安全と食料自給率をアップ

「パンづくりで社会貢献」が1920年の創業当時からの理念

「超熟」シリーズや「イングリッシュマフィン」をはじめとするパンや和洋菓子の製造と販売を展開する敷島製パンの『Pasco』。食料自給率の向上に貢献するため、2012年6月に1 ヶ月限定で北海道産小麦“ゆめちから”を使った食パンの製造・販売を開始した。

“ゆめちから”を使ったパンの開発経緯を秋保氏は次のように話す。

「2008年の干ばつによる小麦生産量の低下、世界的な小麦価格の上昇、投機マネー流入による穀物相場の高騰などの背景を受けて、国産小麦に着目したのが始まりです。

そこから国産小麦を使用したパンづくりに取り組みはじめました」。農林水産省の2012年度食料需給表によると、日本で生産された小麦は約86万トン。対してアメリカやカナダ、オーストラリアなど海外からの輸入量は約660万トン。前年2011年度の国内生産量が約75万トンであったので生産量は増加しているとはいえ、輸入量とは依然7倍以上の開きがあり、輸入に頼っていることがわかる。

また、ほとんどの外国産小麦は日本政府が買い入れ、それを国内の製粉会社に売り渡す仕組みをとっているため、円相場や収穫量の変動に大きく影響を受けるという。

このような背景もあり、「国産の小麦を使って食料自給率向上に貢献したい。つまり、『パン作りで社会に貢献する』という当社の創業理念も大きなきっかけとなりました」と秋保氏は話す。



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