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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング
“夕方からの頑張りに!”をコンセプトに、2006年から発売している「1本満足バー」シリーズ。コミカルな映像と耳に残るフレーズ「まん、まん、まんぞく〜」でお馴染みのTVCMは、多くの人の目に留まったのであろう、2012年4月に累計出荷本数1億本を突破、さらに2013年も前年比103%と引き続き大変好調な推移を見せる栄養調整食品だ。
これまでの“シリアル”や“ケーキ”タイプに加え、今回新たに“タルト”タイプも投入され、益々ファンの心を掴み、市場活性化を図っている。
同シリーズについて、開発からマーケティングに至るまで食品事業本部 食品マーケティング部 シニアチーフ 井田智子氏に話を伺った。
井田 「1本満足バー」の前身として、1999年に「シリアルバー」を発売しました。しかし、当時バータイプの商品が他になかったこともあり、商品の価値を消費者にうまくお伝えできず、販売状況はあまり振るわなかったそうです。
そこで、同品をベースに全面リニューアルを施し2006年10月、「1本満足バー<シリアルチョコ><シリアルホワイト>」として新たに発売しました。2010年10月には初の広告投入と「シリアルブラック」を全国発売し、1本満足バーの売上は大きく伸張しました。
井田 コンセプトの『夕方からの頑張りに!』は、チョコレート味のバランス栄養食を、夕方に食用されている人が多いことがヒントになりました。また、中味のベースとなるチョコとシリアルで、“おいしさ”と“食べ応え”の両方の満足感が1本で得られることから、その名が付けられました。
ターゲットは20〜30代の働く男性です。外出先でもすばやくエネルギー補給ができるサラリーマンがターゲットですので、通常のバータイプの栄養調整食品よりも少し大きめで“ガッツリと食べられる”のも特徴です。
満足感、腹持ちのよさをサポートするための食物繊維(グルコマンナン)と、5種のビタミン(V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.E)も配合し、栄養面からもサポートしています。