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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング


「プチッと」シリーズ
エバラ食品工業株式会社
商品開発部 新カテゴリー商品開発第一課課長
石渡宏美氏

ポーション容器で“1 人前”の概念がなかった分野に斬り込み
新しい食シーンを提案

小容量ポーション容器を採用した「プチッと」シリーズは、13年8月に1個で1人分の鍋の素、「プチッと鍋」<寄せ鍋><キムチ鍋><白湯鍋>(<白湯鍋>は14年、<鶏白湯鍋>にリニューアル)の3品を発売し、売り上げが好調に推移。その後も、<塩鍋><とんこつしょうゆ鍋><すき焼><ちゃんこ鍋>を続々と投入した。さらに15年8月には、1人前のステーキソース「プチッとステーキ」<にんにく醤油味><玉ねぎ醤油味>を、また16年2月には、1人前の調味ソース「プチッとハンバーグ」<デミグラスソース><和風おろしソース>や、「プチッとうどんの素」<釜玉風><和風おろし>を発売するなど、同シリーズは多彩な展開を見せている。

同シリーズの開発に至った背景や今後の展開について、商品開発部 新カテゴリー商品開発第一課課長 石渡宏美氏に話を伺った。

目次

  1. 1.“1個で1人分の鍋の素”が3〜4人家族世帯から大きな支持
  2. 2.鍋に対して消費者が持つ不満の声を背景に開発
  3. 3.おいしさを表現するのに高いハードルとなった“小容量20ml”
  4. 4.“1人前”の概念がなかった分野に斬り込める可能性
  5. 5.アレンジコンテストでは消費者からアイデアあふれる活用法が

1.“1個で1人分の鍋の素”が3〜4人家族世帯から大きな支持

― 「プチッと鍋」の発売以来、シリーズも 拡大し、好評のようですね

石渡 おかげさまで順調です。シリーズ全体で16年3月期は、25億円の売り上げを見込んでいます。

シリーズ第1弾の「プチッと鍋」は“1個で1人分の鍋の素”というコンセプトの商品で、当初は単身者や夫婦2人世帯がメインユーザーになるだろうと考えていました。しかし、さまざまな調査やテスト販売を実施したところ、お子さまの いる40~50代の主婦の方々に響いていることがわかり、実際に最も多く手に取っていただいています。

3~4人家族世帯に支持されたことは、私自身、ちょっと驚きました。「ご家族で使うのなら、瓶やパウチなど既存の鍋物調味料でよいのでは?」と(笑)。でも、消費者の声を聞くと、遅い時間に帰宅したお父さんにも「プチッと鍋」を使って作りたてのおいしい鍋を作ってあげられたり、鍋の締めにご飯やうどんを食べたいけれどスープが足りないという時に、「プチッと鍋」でスープを足すことができたり、といった利便性を感じてくださっているようです。

また、同シリーズで異なる味の種類を買いそろえ、「大人はキムチ鍋、子どもは寄せ鍋に」というように、同じ食卓を囲みながらも、家族それぞれ好みの味を楽しまれている方も多いようです。小容量タイプで使い切れる点や、場所を 取らずに常温で保存できるという点が、気軽に購入していただけるポイントになっているのではないでしょうか。

 


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