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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

株式会社天塩
「天塩 まろやか塩パプリカ」

安全で良質なオーストラリア・シャークベイの海水を原料に、赤穂伝統の製法で塩を作り続けている天塩。塩づくりに対するこだわりを持つ同社が、塩と香りを組み合わせた新しいタイプの調味料シリーズを展開している。「天塩 塩レモン」「天塩 塩ゆず」「天塩 まろやか塩レモン」と続き、16年4月には「天塩 まろやか塩パプリカ」を発売。同品はポルトガルの調味料“マッサ”をモデルにしており、マッサは数ある調味料のなかでもブームの予感を感じさせる今年一番の注目株、とされている。

本シリーズ開発の背景や、商品に込められている思いについて、同社代表取締役社長の浮田和彦氏と、商品企画部部長代行の前原淑子氏に話を伺った。

目次

  1. 香りと塩味がプラスされる、塩ジャムのような新調味料
  2. 天塩を生かした新しい調味料のカテゴリーを築く
  3. 本来の塩の価値を訴え続けたい

香りと塩味がプラスされる、塩ジャムのような新調味料

1971(昭和46)年、日本で長く受け継がれてきた塩田による伝統的な塩づくりが 廃止され、工業的に大量生産された高純度の塩化ナトリウム、いわゆる「食塩」が日本では一般的になった。しかし、純度の高い白いサラサラとした食塩ではなく、海水に含まれるにがり成分を含む、昔ながらの自然製法の塩を求める消費者も多く、“本来の塩とその製法を戻そう”という運動が展開されるようになる。

そして1973(昭和48)年、昔ながらの製法による本来の塩の流通も認められるよ うになったことで、多くの消費者の後押しを受けて創立されたのが、天塩だ。

「にがり成分を大切にした塩こそ本来の塩」という考え方で、塩田でつくられた天日 塩を原料にした高品質の塩を世に送り続けている同社だが、塩を使った調味料の開発 にも現在、力を注いでいる。

 「香りのよい食材を赤穂の天塩に漬けた“香りの調味料”のシリーズ展開を進めています。発想としては、“塩ジャム”ですね。食材のおいしさが塩味で引き立ち、同時によい香りもプラスされる新しい調味料を提案できないか、と考えたのが始まりです」と、浮田社長。その皮切りとして14年9月に発売されたのが、「天塩 塩レモン」だ。



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