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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング
2014年冬に「コイケヤポテトチップス」は、シリーズ初となるフルーツフレーバー<みかん>を投入し、話題をさらった。
15年5月には夏向けアイテムとして<もも味><バナナ味>を、さらに冬は<みかん>をリニューアルした後、今夏は<トースト味><牛乳味>を提案しSNSを騒然とさせた。
『第4の朝食』と位置づけ、スナック菓子の新しい市場を開拓する同社の開 発にかける姿勢や販促などについて、マーケティング本部 マーケティング 部 第1課 吉田幸太氏に話を伺った。
吉田 我々は常に「世の中にないものを! “おいしさ”だけでなく“おどろき”も与える」という、当社のDNAに則って製品開発を進めています。そのため、これまでにもさまざまな楽しい商品をご提案してきました。
そしてこの度の<みかん>は、秋冬時期に向けたアイデアを捻出している際、「冬といえば、こたつでミカン!」といったイメージから、実際に試作したところ、想定以上においしく仕上がり、しかも新規性も持ち合わせていたことから開発を進めてきました。当初社内でもこの風変わりなフレーバーに疑心暗鬼はあったのですが(笑)、酸味とスナックとの相性がよいこと、さらにおいしさが担保されていたことから発売に至りました。
実売されると大変好評をいただき、終売後も問い合わせがくるなど、我々の楽しい取り組みが消費者に受け入れられたのだと確信しました。