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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング


「お肉やわらかの素」
味の素株式会社
食品事業本部 家庭用事業部
新領域開発グループ 専任課長 小川聡氏

肉調理における新習慣を提案

たった5分という短時間で肉を柔らかくジューシーにするという、これまでにない商品が味の素から2016年2月に発売された。同品は酵素の力を利用し、例えばパサつきがちな鶏むね肉をもおいしく仕上げるアイテムだ。配合やネーミング、さらにはパッケージ形状に試行錯誤を重ね5年の開発期間を経て誕生した同品は、消費者のみならず流通の悩みも解決してくれる突破口となりそうだ。

売上目標を8億円(16年度)に掲げ満を持して投じた同品のアイデア創出の経緯からマーケティングに至るまで、食品事業本部 家庭用事業部 新領域開発グループ 専任課長 小川聡氏に話を伺った。

目次

  1. 1.お肉周りの問題を解決したい
  2. 2.改良を重ねた形状で効果を発揮
  3. 3.特化して訴求
  4. 4.流通からも支持を受けて

1.お肉周りの問題を解決したい

― アイデアに目をつけた過程を教えて下さい

小川 アイデアの発端は2011年まで遡ります。 当時、社では新事業を開発するグループが立ち上がり、その際にいくつかテーマが掲げられました。その中の切り口のひとつが、『お肉周りの悩みを解決する商品』でした。その中で、「肉が簡単に、柔らかくジューシーになったら嬉しい」という意見を多く聞きました。

こうした中で消費者調査を進めると、やはり肉の硬さやパサパサ感が気になるという悩みは多く見受けられたため手応えを感じ、2012年に当社研究所へ開発依頼をしました。

それまで当社には業務用商品として、粉を水に溶かして1時間以上漬け込むタイプはありましたが、それでは家庭では使ってもらうことは難しい。そこで、家庭で使いやすいよう、簡単に短時間で効果が発揮されるような商品を提案しました。粉のままで使うことができ、しかも短時間で効果がでる商品が本当に作れるのか? 新規開拓商品のため、2年以上かけて数百通りの組み合わせの中から、やっと生み出すことができました。



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