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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

エム・シーシー食品株式会社
「cocotte(ココット)」シリーズ

調理缶詰・レトルトパウチ・冷凍食品を扱う調理食品専業メーカーである、エム・シーシー食品。神戸という土地柄ならではの新しい食のトレンドを発信し、独自の業務用マーケットを築いてきた。

近年では業務用商品で培ったプロの技を市販商品でも展開しており、「100時 間かけたカレー」や「スパゲッティソース」など、こだわりのアイテムには固定ファンがついている。そしてこの春、もともとの得意分野でもあった“缶詰”の進化型商材「cocotte(ココット)」シリーズを上市。缶詰=素材、缶詰=備蓄、という一般的な思い込みを排除した料理缶詰は、もちろんそのままでもおいしいが、加熱すると本格料理のようになるのが特徴。さらにちょっと手を加えることで、豪華な食卓の一皿に変身する。

「ココット」開発の経緯について、商品本部商品企画グループ・プロダクトマ ネージャーの水垣乃衣子氏に聞いた。

目次

  1. 世界一周で見つけた西洋の味を缶詰で再現した創業者
  2. “プロの味”の再現を家庭の食卓で味わえる
  3. 缶詰ならではの具材感とアレンジも可能とした味作り
  4. 備蓄ではなくすぐに食べたいと思える缶詰を
  5. “プロの味”作りをもっと味わってもらいたい

世界一周で見つけた西洋の味を缶詰で再現した創業者

同社のルーツは、1923年(大正12年)創業の水垣商店であり、同時はイワシやイチゴジャムなどの缶詰製造をメインとしていた。1954年(昭和29年)、現在のエム・シーシー食品と社名変更し、3年後には日本で初めての洋風調理缶詰「ミートソース」と「ドライカレー」を開発、人気商材となった。缶詰といえば素材缶詰という時代に、いわゆる調理缶詰を市場に出した点でとても画期的なことだったという。そして、洋風調理缶詰を市場に出したかったとう強い思いを持っていたのは、創業者である水垣宏三郎氏であった。

その経緯について商品本部の水垣氏はこう説明する。

戦前の1935年(昭和10年)に、創業者が西洋料理の原点を学ぶことと缶詰食品工場調査のために世界一周旅行を敢行しているんです。そこで世界各国の料理を研究し、その味を日本に伝える手段として缶詰が適切であると判断したようです。もともとイチゴジャムなどを製造していましたので、時代を先取りした調理缶詰にチャレンジしたところ、非常に評判を呼びました。以来、当社では缶詰製品を幅広く展開させてきました。」

しかし、レトルトに取って代わられるように、家庭用商品の中では缶詰は縮小市場の道を辿る。

「時代とともに缶詰の取り扱いに対するネガティブなイメージが広がり、マーケットが小さくなるにつれ、私たちもレトルト商材に切り替えてもきました。一方で、缶詰に対する思いを捨てきれずにいたところ、ごく最近は防災食や家飲み志向による“おつまみ缶詰”という新しい切り口で一部見直されてきているのが見受けられるようになってきたのです。そこで我が社でも当社ならではの新しい缶詰製品ができるのではないか、というところから生 まれたのが「cocotte」なのです。」(水垣氏)



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