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「至福の一皿」シリーズ
マルハニチロ株式会社
ロングライフチルド事業推進室 事業推進課
課長 大和田耕司氏
課長役 博士(農学) 茶木貴光氏

毎日がだれかのアニバーサリー
「至福の一皿」でちょっと贅沢なおいしさを食卓に

独自のロングライフチルド製法(現「おいしさ長持ち製法」)により、まるでできたてのような素材の食感や風味が楽しめる同シリーズは、保存料に頼らず冷蔵庫で45日間の賞味期限を持つ。パウチタイプでの豆類やサラダといった惣菜ではこうした商材はメジャーになっているものの、トレイタイプの惣菜となると未開拓の市場だ。

そこに目を付けたマルハニチロは海外企業と技術提携し、まったく新しい分野に挑み始めた。しかし今日の商材に成長するまでに、マーケティング手法の一からの見直しという基本姿勢の立て直しも余儀なくされることになる。

特に注力したマーケティング、売場提案を中心に家庭用加工食品ユニット ロングライフチルド事業推進室 事業推進課 課長 大和田耕司氏ならびに課長役 博士(農学) 茶木貴光氏に話を伺った。

目次

  1. 1.日本独自の徹底した品質管理で誕生したLLC
  2. 2.徹底したマーケティング戦略で成功に導く
  3. 3.常に“新鮮さ”を図り、“適所を考えた売場提案”を心がける

1.日本独自の徹底した品質管理で誕生したLLC

― 開発に至った経緯を教えて下さい

茶木 欧州ではすでに確立しているロングライフチルド(以下、LLC)商材ですが、当時の日本では煮豆やポテサラといったパウチタイプの惣菜が主流でした。当社でもLLCの将来性を見据え検討していた最中、同じくしてフランス国内ナンバーワン食品メーカーであるフローリ・ミション社(以下、FM社)が、日本において同製法の提携先を模索していたのです。そうこうして両者の価値観が合致し、2012年に技術提携を締結しました。

その後、フランス工場での研修を経て、国内での生産体制を構築したのです。山形にパイロットプラントを設け、そこで試行錯誤の日々が始まりました。

 LLCを完成させるのに、決して特別な機器は必要ありません。重要なポイントはプロセス管理です。それは素材の選定から包装にまで及びます。

まず、原料の選別を徹底して行っています。そのため、最初は原料のデータを蓄積しながらの開発となりました。工程中でもフランス研修で得た知見をもとに、日本の気候や風土に適した管理を徹底することにより使用する原料の菌を極力抑えています。

また、充填作業も実はコンピューター制御ではなく、手作業が主体です。彩りよく平均的に具材を充填するには、やはり人の手に勝るものはありません。

こうして完成した第1弾の「シェフリエ」は、常用性を検証するためのテスト販売として13年より小売2社をメインに導入されました。食感や味わいに関して消費者からの反応も上々で、15年4月より宇都宮に工場を新設し、商品名を「ロングライフチルド」とし、3アイテムからスタートしています。

実は発売前には7品のメニュー展開を予定していたのですが、まだ始まったばかりということもあって開発が失敗するケースもあり、結局3品での展開となったのでした。

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