日本食糧新聞社・ 新製品研究会に寄せられた情報を元に作成した食品の新製品に関する総合データサイト
home > 食品新製品トレンド記事:この人とマーケティング > マンモスの肉!? <シベリアの塩味><焼肉のタレ味>
食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング
誰もが一度は想いを馳せるだろうマンモスの時代。株式会社東ハトは、“原始体験スナック”と称してマンモスの肉をイメージした「マンモスの肉!?」シリーズを8月3日にCVS先行で発売した。このインパクトある名前のスナック菓子が、好調な滑り出しをみせている。
現代の“草食系男子”に、“原始人の力を取り戻し、たくましく生きて欲しい”というメッセージも込められているという本品。フレーバーは、<シベリアの塩味>と<焼肉のタレ味>(OP予想販売価格130円前後/ 45g)の2種類あり、商品名だけでなくパッケージや中身にもユニークな仕掛けをした。
同品が発売されるまでのいきさつや味作り、マーケティング戦略などについて、マーケティング本部 商品開発部スナック開発課 古川紳一朗氏に聞いた。
古川 おかげさまで大変好調です。
今年の販売目標額5億円(09年8月~12月)に対し、発売1ヶ月にして半分近くの約2.5億円を売り上げています。一部では重点商品として扱っていただき、手書きのPOPや立て看板などを出していただく店舗もあるなど、バイヤーさんからの期待が高く、全てのCVSチェーンに導入していただきました。
予想を上回る売れ行きに、工場も我々もお盆休みを返上して対応しました。
古川 何より、ネーミングのインパクトだと思っています。
「マンモスの肉!?」というユーモアと意外性が目を引いて、耳にも残る。ブログ掲載でのクチコミも多いですね。 本品は、味だけでなく“人に伝えたくなる面白さ”を含んだ商品。マンモスという約1万年前にこの世から姿を消した動物の肉=“ 夢の食べもの”を現代に疑似再現したことが、消費者のロマンをかきたて、興味を集めているのだと思います。