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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

株式会社モランボン
ユッケジャンチゲの素/薬味白湯(ヤクミパイタン)チゲの素

モランボン株式会社は8月15日、鍋つゆ調味料5種類を発売した。

ここ数年、鍋つゆ調味料市場のトレンドといえばコラーゲン鍋やカレー鍋など、斬新な味が登場すること。同社では、そうしたトレンドの持つ目新しさや親しみやすさを踏まえつつ、これまで追い続けてきた“本物志向”の味作りを大切にした鍋つゆを展開、勝負する構えだ。

特に生鮮売場と連動した販売手法は、取引先の反応も非常に良いという。

今回は「ユッケジャンチゲの素」や「北海大漁鍋スープ」などの新製品開発の経緯や特徴、今後について、開発に携わった同社商品開発部商品開発課主任齊藤まゆみ氏、広報室主任石川弥々氏に話を伺った。

目次

  1. チゲを前面に押し出したこだわり
  2. 多少の手間をかけてもより本格派の味を求める人に
  3. 野菜や魚介使ったユニークな鍋を提案
  4. 食後のシメも大切な要素
  5. 新しい鍋を求める消費者のニーズつかむ

1.チゲを前面に押し出したこだわり

「韓国・朝鮮の食文化を日本の人々に伝えたい」─1979年、創業者の熱い想いから食品市場に参入したモランボン。その企業スタイルは今も変わることない。

拡大傾向にある鍋つゆ調味料でも、同社では一貫して「チゲ」(韓国語における鍋物料理という意味)という言葉を使い、本場韓国の味わいが出るよう努力してきた。

しかし、「消費者にとって“チゲ”=“辛いキムチ鍋”を指しており、チゲが持つ本当の意味が伝わっていないのではないかという不安が常にありました。チゲ本来の意味を伝えるにはどうしたらいいかという課題もあり、今回の商品開発はここからスタートしました」と齊藤氏は振り返る。

韓国のチゲをどういう形で提供しようかと考えた際、キムチチゲを変化させても新鮮味が感じられない。辛いだけがチゲではないのだから。

実はこれまでもごま味噌チゲ、コチュジャンチゲなどを発売してきたが、思うように浸透してこなかった経緯があった。

そこで昨今の鍋つゆ市場を見回してみれば、カレー鍋やコラーゲン鍋など新感覚の鍋で盛り上がっている。ではいっそ“鍋”にこだわる必要性はないと考え、韓国のスープ文化を日本人に受け入れられやすい鍋という形で提供する、「ユッケジャン」のスープを“鍋という形式”で食べるというコンセプトを立てた。

「ユッケジャンは外食で食べることはあっても、自宅ではなかなか作らないという点も新鮮と思った」(齋藤氏)という。こうして「ユッケジャンチゲの素」を開発。

「ユッケジャンは辛いし赤い。心も身体も元気になれる、パワーのあるイメージのチゲとして認知してもらえたら嬉しいです」(同)。  さらにラインアップ的に、ユッケジャンチゲと対になる商品として“癒されて元気になる”を演出した、白湯鶏ガラベースの「薬味白湯チゲの素」も同時発売した。

サムゲタンやコムタンスープなど、韓国には優しい味のスープを作る文化もある。味・効能・見た目で相反する2品を店頭に並ばせようという意図があったようだ。

商品開発部商品開発課
主任 齊藤まゆみ氏
広報室
主任 石川弥々氏


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