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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング


「寶 抹茶スイーツのお酒 『茶和』」
宝酒造株式会社
商品第一部ソフアル課
石田綾奈氏

“抹茶アルコール飲料”の認知拡大に向けた取り組み

健康的なイメージも手伝い世界的な人気を誇る“抹茶”は、スイーツや飲料で多くの商品が発売されている。また一部の飲食店では、お茶割りとあわせ“抹茶ハイ”が人気を集めているという。そこに目をつけたのが宝酒造だ。

同社は2019年に、水で割るだけで手軽に“抹茶ハイ”が作れる商品を飲食店向けに発売したのを皮切りに幅広いラインアップを展開し、“抹茶アルコール飲料”という新市場創造を目指している。そのひとつが、同年10月に発売したデザート感覚で楽しめる微炭酸タイプのRTD「寶『 大人の抹茶チューハイ』」だ。同品は、その目新しい味わいが評価を得た一方、『抹茶+炭酸』に対する消費者の好みも分れたのだった。改めて消費者の嗜好やターゲットを分析し、2020年3月に「寶 抹茶スイーツのお酒『茶和』」を新たに発売し、スイーツ系抹茶アルコール飲料の育成に努めている。

「寶『 大人の抹茶チューハイ』」の誕生経緯から、「寶 抹茶スイーツのお酒『 茶和』」のマーケティング・育成まで、商品第一部ソフアル課の石田綾奈氏に話を伺った。

目次

  1. 1.「抹茶アルコール飲料」のニーズをつかむ
  2. 2.これぞ“抹茶スイーツ”のようなチューハイが誕生
  3. 3.ニーズをとらえたラインアップに軌道修正
  4. 4.“抹茶アルコール飲料”市場創造に向けた豊富なラインアップ

1.「抹茶アルコール飲料」のニーズをつかむ

―「抹茶」に着目した理由と「寶『大人の抹茶チューハイ』」の開発経緯を教えてください

石田 近年、抹茶は世界的に大変な注目を集めています。スイーツや飲料において抹茶を使用した商品が多数発売され、抹茶に特化した専門店も登場しています。

レモンサワーブームが加速する一方、営業活動のなかで、一部の飲食店様において甲類焼酎などのお酒を抹茶で割った“抹茶ハイ”が広がりを見せつつあるという情報を入手しました。レモンサワーが「焼酎+レモン+炭酸」というシンプルなつくりゆえ、ベースとなるアルコールの良し悪しが仕上がりの味わいに直結するように、「“抹茶ハイ”なら当社の焼酎のおいしさをストレートに伝えることができるに違いない!」と考えたことが始まりです。

また、お店では“抹茶ハイ”を提供する際、オーダーが入るたびに1杯ずつ作ったり事前に作り置きをしたりと大変な手間をかけておられるのですが、それは「抹茶が時間の経過とともに退色し風味が落ちてしまう」という理由からであることが分かりました。開発するからには「本格的な抹茶のお酒にしたい!」との想いから、着色料を使用せずに抹茶の鮮やかな緑の色調や風味を保持する技術の研究に取り組みました。そして19年6月、独自技術を駆使した、「寶 『宝焼酎の宇治抹茶のお酒』」900mlを飲食店様向けに発売したのです。

他社に先駆け“抹茶アルコール飲料”という新市場を創造すべく、その商品を皮切りに、味わいの違いや簡便性といった観点から、飲食店様とご家庭の双方で手軽に楽しめる幅広いラインアップを展開しました。

商品を企画検討していくなかで、“抹茶アルコール飲料”には“甘くないタイプ”と“甘いタイプ”の両方にニーズがあることが分かっており、甘くないタイプのRTDとして発売したのが「寶『 極上抹茶ハイ』」シリーズで、甘いタイプが、19年10月に数量限定で発売した「寶 『大人の抹茶チューハイ』<抹茶&黒みつ><抹茶&和三盆>」です。



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