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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

眞露株式会社
「サンキスト®
<レモネード・サワー><オレンジエード・サワー>」

数あるアルコール飲料市場の中でも、昨今、一際その勢いを増しているのが、ふたを空けてすぐに飲める、缶チューハイや缶カクテルを指すRTD(レディー・トゥー・ドリンク)だ。中でも注目すべきは、レモンフレーバーのRTD。2019年は、出荷数が8,200万ケース(前年比34%増)と過去最高の伸長率を記録し、今後RTD市場を牽引していく存在になるといっても過言ではないだろう。

当市場に、“世界初のサンキストブランドのお酒” でその名を連ねたのが、「JINRO」でお馴染みの眞露だ。今年6月に発売した「サンキスト<レモネード・サワー><オレンジエード・サワー>」は、商品化に至るまで約3年の月日を費やしたという。アメリカの老舗フルーツブランドであるサンキストとの共同開発の道のりや、コロナ禍ならではの販促事情について、マーケティング部門マーケティングチーム課長代理の深澤佳伸氏に話を伺った。

目次

  1. サンキスト®×アルコール飲料。世界初の取り組みがスタート
  2. “サンキスト®ブランド”を守る監査の壁
  3. 味わい、デザインにも細部までこだわりを
  4. コロナ禍が若年層獲得の後押しに

サンキスト®×アルコール飲料。世界初の取り組みがスタート

“人類に、よい酔いを。”をコンセプトに酒類製品の輸入販売及び輸出を行う眞露。緑色のボトルに黄色ラベル、赤いロゴでデザインされた、韓国生まれの焼酎「JINRO」は、1979年に日本で販売を開始して以来、約40年愛され続けているロングセラー商品だ。

長年続くブランドならではの安定的な人気を誇る一方、当社では、ブランド全体の“新鮮味が足りない”ことに課題を感じていたと 深澤氏はいう。そんな折にやってきたのがレモンサワーブームだった。

「約3年前、居酒屋を中心にじわじわと広がっていたレモンサワーブームが本格化し始めました。この流れを活かそうと企画したのが、SMなどの店頭で、アメリカのフルーツブランド『サンキストレモン』と『JINRO』を使用したレモンサワーを紹介しながらのクロス販売サンキストさんにご相談したのは、『レモンの定番』というイメージが強かったから。先方様には、『レモンサワーが大きなブームとなっている』、『生果汁を使ったレモンサワーを推奨したい』と強くお伝えしたところ、ありがたいことに企画に賛同いただき、無事に実施することができました」です。

そして、この企画を機に持ちあがったのが“サンキストコラボの商品開発”である。

「企画が好評だっただけに、弊社の企画担当者たちの中でも『今回の取り組みをもっと効果的に消費者に伝えたい』という思いが膨らんでいきました。そこで、まずは日本のサンキスト商品の輸入管理や販促を行っているサンキスト・パシフィック様にご相談し、その後アメリカにある本社のサンキスト・グロワーズ様に繋いでいただきました。カリフォルニアとアリゾナで128年の歴史を持ち、数々の家族経営の柑橘類農場からなる、農業協同組合です。

こうした歴史あるグループに、この企画は通らないだろう……と正直考えていましたが、結果はなんとOK。話を聞いてみると、どうやらアメリカ本社の副社長が弊社の企画を強く推奨してくれたようで、『世界各国でブランド展開を行っているが、アルコールを使ったサンキストブランド商品はこれまで出したことがない。とても面白い仕事になりそうだね』という言葉をいただきました。私たちとしても、弊社に風穴を開けてくれるような商品ができるのではと期待も高まりましたね」。

こうして、世界初となる商品開発企画がスタートしたのである。



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