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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング


サントリー角ハイボール 350ml缶
サントリー酒類株式会社
スピリッツ事業部 ウイスキー部
塚原大輔氏

ウイスキー文化を継承しながら
イメージを革新したい

発売から70年以上経つ「角瓶」が快調だ。今年1~11月の販売数量を前年同期比24%増と大きく伸長した。その最大の要因が「角ハイボール」である。

外食店からブームが始まった「ハイボール」。昨年からのマーケティング展開が奏功し、今までウイスキーをあまり飲まなかった若い世代を中心に支持を得ている。サントリー酒類株式会社は、その話題のハイボールを家でも気軽に飲めるように「サントリー角ハイボール 350ml缶」(189円・税別)を今年10月6日、CVS限定で発売した。

外食店でのハイボールをどこでも楽しめるような味作り、「角瓶」を想起させるようなパッケージデザインなど、各所に工夫をこらしている。

同品が発売されるまでのいきさつや味作り、マーケティング戦略などについて、スピリッツ事業部 ウイスキー部 塚原大輔氏に聞いた。

目次

  1. 1.接点を増やす
  2. 2.ダウントレンドからの復活。食中でも飲めるウイスキーを
  3. 3.ハイボールイエロー
  4. 4.若者に迎合しすぎない
  5. 5.ウイスキー文化とハイボールのおいしい作り方

1.接点を増やす

― 年間販売計画を上方修正されましたね。

塚原 はい。おかげさまで「サントリー角ハイボール 350ml缶」は大変好調で、年内の目標を当初の約1.8倍にあたる25万ケース(※)に修正しました。

08年から、サントリーウイスキー「角瓶」をソーダで割って飲む「角ハイボール」を業務店中心に拡販しています。

「角瓶」ブランドをもっと広げたい、特に若い方や女性たちに飲んでもらいたいという思いからです。

当社では「ハイボールタワー」というハイボールをつくる機材を開発して、限定した外食店で利用してもらっています。理想的なガス圧で、最高品質のハイボールが簡単につくれるものです。その機材があるお店では、ビール並みか、それ以上にオーダーが入るというある意味“異常値”に。そこで、ハイボールの可能性を実感しました。

「ハイボールタワー」を設置している街の頂上店にとどまらず、角ハイボールの取扱店やファン層が急増している中、もっと消費者との接点を持ち、もっと気軽に家庭でも飲んでもらいたいと「サントリー角ハイボール 350ml缶」を今年10月コンビニ限定で発売しました。

そもそも、自宅でのアルコールの飲み方を調べると、ビールやチューハイなどの“缶もの”しか飲まない人が若者層を中心に多くいます。そういう人たちに、「角瓶」とソーダを買って、割って飲んでもらうのは、かなりハードルが高い行為。すぐに飲める「ハイボール缶」が必要と考えました。

外食店でのニーズが強くなってきてからの発売なので、いいタイミングに発売できたと思います。

約25年間ダウントレンドで推移してきたウイスキーです。私たちは“三重苦”を解消することから始めました。

(※1ケース=250ml×24本)



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