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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

ヤマザキビスケット株式会社
「ノアール」

ビスケットやクラッカー、スナック、チョコレートなどの菓子製造販売を手掛けるヤマザキビスケット株式会社。数多くのロングセラー商品を世に送り出していると共に、量目・フレーバー違いの横展開も積極的に行っている。そしてそのラインナップに名を連ねるのが、ココアビスケットサンド「ノアール」だ。

同社は2016年まで、アメリカの食品・飲料会社、モンデリーズ・インターナショナルのブランド「オレオ」の製造・販売を担っていた。これは世界100か国以上で親しまれているココアビスケットサンドであり、2017年の「ノアール」誕生のきっかけとなった存在でもある。両商品の関係性や、今年迎えた3周年を機に実施されたリニューアルの内容について、マーケティング部 商品開発課 課長・須藤敦寛氏と、総務部 総務課 課長・石川達也氏に話を伺った。

目次

  1. 「オレオ」製造を通じて、ココアビスケットサンドの先駆者へ
  2. 復活を望む声で誕生したヤマザキビスケットの味
  3. 自慢の品質で勝負することを決め、3年目にフルリニューアル
  4. 横展開が豊富な「ノアール」の未来を見据えた原点回帰

「オレオ」製造を通じて、ココアビスケットサンドの先駆者へ

“価値ある製品の提供” をモットーに、菓子製造を行うヤマザキビスケット。2017年12月に発売されたココアビスケットサンド「ノアール」も、同社が誇る価値ある製品の1つだ。

同品の誕生を語る上で、「オレオ」の存在は切っても切り離せない。なぜならば、「オレオ」は「ノアール」の原点といっても過言ではないからである。2016年に製造技術援助・商標使用許諾契約を終了し、現在の社名に変更するまでの約30年間、同社はヤマザキナビスコの名で「オレオ」の製造・販売を行っていた。発売が開始された1987年時点では、まだ日本にココアビスケットサンドが浸透しておらず、黒い見た目に違和感を覚える人が多かったという。それでも同社の企業努力により、見事、国民に愛される定番商品にまで成長していったのだ。

「見た目のインパクトが強かったので、まずは“世界で1番売れているクッキーとして、ギネスにも登録されている”ということを訴求しました。

それから、当時の日本人にとって憧れの的であったアメリカのお菓子であることを伝えたり、人気タレントを起用したCMを放送したり、安心感を与えたことで徐々に受け入れられるようになりました」と石川氏は振り返る。

また、当時のお菓子になかなかない“ほろ苦さ”を特徴にする意外性も受け、「オレオ」は一般消費者のもとに浸透。同社は、日本 におけるココアビスケットサンドのパイオニア的存在となったのである。



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