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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング
我々は三大栄養素に気遣った食事をしているだろうか。栄養素が必要摂取量を下回っている社会課題を抱える中で、明治はかねてから強みとするタンパク質に着眼し、いつでも、どこでも、手軽に摂取できる環境を整えることで現代人の低栄養問題の解決に貢献したいと、3月に「明治 TANPACT」シリーズを投入。
菓子・飲料・食事系と様々なシチュエーションや温度帯で、同社初の14品同時ラインアップ(発売時)は、同社が掲げる命題にも通じており、タンパク質の重要性を訴求しつつ身近な存在として気軽に摂取してもらえるよう提案している。他社とのコラボでも注目された同シリーズについて、開発の経緯から今後の課題まで、マーケティング本部 栄養マーケティング二部 スポーツG長 江口和延氏に話を伺った。
江口 『健康な食生活に貢献する』という会社の命題の元、我々が得意とするタンパク質の大切さをひろめ、摂取量を上げたいという思いがありました。タンパク質は三大栄養素の一つとして知られてはいるものの、それがどのような大切さを持っているか、また不足するとどういったことが起こるかなどは広く知られていません。
そうしたタンパク質の重要性を伝えるために、2015年からプロジェクトを立ち上げ啓発活動を行ってきましたが、一般消費者に伝えるには情報啓発だけではなかなか伝えることが難しく、やはり商品として形にする必要があると考えました。しかし、1品2品だけではタンパク質を生活のあらゆる点で摂れるというブランドコンセプトを構築できないため、色々な形でさまざまなシーンをカバーできるようにと考え、当社として初の、14アイテム同時発売「明治 TANPACT(以下、TANPACT)」シリーズ誕生となったのです。
江口 我々の得意とする領域であると同時に、“生活と温度帯” ──朝/昼/晩/間食、冷凍・冷蔵・常温を網羅したラインアップになっています。どのような状況でも「TANPACT」を手に取れるようなご提案です。