目次
- クリーム系のイメージ“乳製品”を打ち出して
- ふんわり食感とカロリーオフ
- 当初の目標を大きく上回る!
- カロリーオフの認知度向上
1.クリーム系のイメージ“乳製品”を打ち出して
シチュー製品は毎年8月の盆明けから翌年の2~3月くらいまでを主な商戦期間とする季節性のメニューだ。特にクリーム系シチューは、カレーよりも季節性が顕著に出る商材で、シーズン毎に新製品を常に提案していくことが不可欠だという。
同社ではこれまでもクリームシチューの商品化に注力しており、過去には「チーズ風味のクリームシチュー」「まるで生クリームのようなシチュー」「隠れ家レストランの贅沢なシチュー」などさまざまな切り口の商品を発売してきた。これらは、視点を変えながら、消費者の期待に応え、市場を活性化してきた。
今回発売した「牧場しぼりシチュー」は、現在の消費者のニーズや、より大きな“市場と食のトレンド”を取り込んだ新製品だ。
同社では、今回の開発にあたり、クリーム系シチューについて様々な角度からリサーチをかけてきたという。そこで新たに見えてきたこともあったそうだ。
ひとつは、『クリーム系シチューの市場は意外と商品の幅が小さい』こと。つまり、『一般的にクリーム系は牛乳やチーズなどの“乳製品”のイメージが強いが、実はこの乳製品よりも、ブイヨンや野菜など乳製品以外の内容を唱っている商品が多い』こと、だった。
一方、同社による消費者アンケートで「食べてみたいシチューフレーバーは何か」ということを調査してみると、“チーズフレーバー”に期待する声が多いこともわかってきた。
これら様々な視点からの結果を踏まえ、乳製品のフレッシュな素材感を打ち出しながら、“カロリーオフ”を訴求するという、2ポイントにコンセプトを絞って開発をスタートさせた。
カロリーオフに関し、千葉氏は以下のように説明している。
「既に発売済みの『ハーフ シリーズ』等のカロリーオフ商品は、健康を気遣う実年層や女性をターゲットとしており、その名の通り、カロリーオフをメインコンセプトとしています。しかし『牧場しぼりシチュー』は、一般的な形態である“固形ルウ”のままで、カロリーを30%オフとしました。ですから、今回のはファミリー層を広く取り込むという構想を描いてます。」
千葉仁氏
