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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

エスビー食品株式会社
牧場しぼりシチュー<絹どけくりーむ><なめらかチーズ>

昨年8月にエスビー食品(株)が発売した「牧場しぼりシチュー <絹どけクリーム><なめらかチーズ>」(150g・5皿分×2、250円)は、乳製品のフレッシュなイメージを強調し、ミルク感際立つ、なめらかでふんわりとした新しい食感に仕上げたクリーム系のシチュールウだ。

また、カロリーオフの固形シチューのルウは、業界初の試みとして注目を浴びており、同社では「乳製品のおいしさにこだわり抜いた提案で新しいシチューの食シーンを創造する」と意欲をみせている。

発売以降、売上げも順調に推移しており、シチュー市場の活性化に一役買っている。

この動きが評価され、日本食糧新聞社制定の平成21年度(第28回)「食品ヒット大賞」の“優秀ヒット賞”に選ばれるなど、今後の動きにも期待がかかる。

同社商品本部 商品企画ユニット 千葉仁氏に同品の開発背景を伺った。

目次

  1. クリーム系のイメージ“乳製品”を打ち出して
  2. ふんわり食感とカロリーオフ
  3. 当初の目標を大きく上回る!
  4. カロリーオフの認知度向上

1.クリーム系のイメージ“乳製品”を打ち出して

シチュー製品は毎年8月の盆明けから翌年の2~3月くらいまでを主な商戦期間とする季節性のメニューだ。特にクリーム系シチューは、カレーよりも季節性が顕著に出る商材で、シーズン毎に新製品を常に提案していくことが不可欠だという。

同社ではこれまでもクリームシチューの商品化に注力しており、過去には「チーズ風味のクリームシチュー」「まるで生クリームのようなシチュー」「隠れ家レストランの贅沢なシチュー」などさまざまな切り口の商品を発売してきた。これらは、視点を変えながら、消費者の期待に応え、市場を活性化してきた。

今回発売した「牧場しぼりシチュー」は、現在の消費者のニーズや、より大きな“市場と食のトレンド”を取り込んだ新製品だ。

同社では、今回の開発にあたり、クリーム系シチューについて様々な角度からリサーチをかけてきたという。そこで新たに見えてきたこともあったそうだ。

ひとつは、『クリーム系シチューの市場は意外と商品の幅が小さい』こと。つまり、『一般的にクリーム系は牛乳やチーズなどの“乳製品”のイメージが強いが、実はこの乳製品よりも、ブイヨンや野菜など乳製品以外の内容を唱っている商品が多い』こと、だった。

一方、同社による消費者アンケートで「食べてみたいシチューフレーバーは何か」ということを調査してみると、“チーズフレーバー”に期待する声が多いこともわかってきた。

これら様々な視点からの結果を踏まえ、乳製品のフレッシュな素材感を打ち出しながら、“カロリーオフ”を訴求するという、2ポイントにコンセプトを絞って開発をスタートさせた。

カロリーオフに関し、千葉氏は以下のように説明している。

「既に発売済みの『ハーフ シリーズ』等のカロリーオフ商品は、健康を気遣う実年層や女性をターゲットとしており、その名の通り、カロリーオフをメインコンセプトとしています。しかし『牧場しぼりシチュー』は、一般的な形態である“固形ルウ”のままで、カロリーを30%オフとしました。ですから、今回のはファミリー層を広く取り込むという構想を描いてます。」

商品本部 商品企画ユニット
千葉仁氏


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