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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

尾西食品株式会社
「アルファ米」シリーズ
「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」

尾西食品が製造する“アルファ米”を使った長期保存食は、災害時の心強い味方としてこれまで高い支持を得てきた。同社の商品の魅力は、“非常時に食べるもの”というイメージを払しょくするような“おいしさ”と“バリエーションの豊富さ”。さらにアレルギー対応食品やハラル認証食品なども販売しており、より多くの人々に食べてもらうべく、現在も商品の進化が続いている。

今回は、尾西食品の代名詞ともいえるアルファ米のこれまでの歩みや近年の動向、そして21年4月発売のアルファ米を使用した新製品「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」の魅力について、広報室 室長・栗田雅彦氏と商品開発部 管理栄養士・味方裕佳氏に話を伺った。

目次

  1. 1944年の開発以降、非常時を支えてきた“アルファ米”
  2. 災害現場のリアルな声から“アレルギー対応”商品を強化
  3. 壱番屋とのコラボ商品長期保存可能なカレーライスセット
  4. “災害時にだけ食べるもの”ではなく“日常食”をめざす
  5. 保存性や栄養バランスを基本に自由な発想の商品開発を

1944年の開発以降、非常時を支えてきた“アルファ米”

尾西食品がアルファ米を開発したのは1944年(昭和19年)。炊き上げたごはんを乾燥させたアルファ米は、水やお湯を加えるだけで元のごはんに戻すことができる便利な食品で、戦時中から戦後にかけて日本の“非常時” を支えてきた。その後は、主に登山家や冒険家の携行食として使用されてきたアルファ米だが、栗田氏は「1995年の阪神淡路大震災をきっかけに、当社の商品が災害の備蓄食品として急速に広まり始めました」と語る。

さらに、人々の“災害への備え”に対する意識が一気に高まる契機となったのが2011年の東日本大震災だ。

「3.11を受けて、全国の自治体で備蓄が徹底されるようになり、東京都では、企業に対して3食3日分の備蓄を推奨する条例が制定されました。備蓄食品の需要が高まっていく中で、当社も味のレパートリーを増やすことや、アレルギーに対応した商品の開発に、より一層力を入れて取り組んでいくことになりました」(栗田氏)

栗田氏はアルファ米が広まった背景について「パッケージの進化も大きかった」と分析。ちょうど1995年前後にパッケージの改良によってアルファ米の賞味期限を5年に延ばすことができるようになったのだという。

栗田氏は「酸素を通しにくい袋や脱酸素剤の使用によって劣化を防ぎ、おいしさを長期間キープできるようになりました。

現在もアルファ米の製法自体は大きく変わっていませんが、国産の米を100パーセント使用することや、アルファ米のおいしさを引き立たせる具材を選ぶことにこだわっています」と語った。

同社のアルファ米シリーズは、「白米」や「わかめごはん」「チキンライス」など12種類のご飯と、3種類のおかゆシリーズ、2種類のエスニックシリーズを展開しており、バリエーションも豊富。アルファ米の元祖として長年研究や開発を続けてきた同社は、今や防災食品分野におけるシェアNo.1(※富士経済調べ)を獲得している。



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