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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

イチビキ株式会社
「黄金だし まろやかだし醤油」

味噌や醤油、つゆなど、主に基礎調味料の製造販売を行うイチビキ。名古屋市に本社を構える同社は、基礎調味料の中でも赤だし味噌やたまり醤油などといった東海地方に縁深い味を中心に手掛けており、地元からの信頼も厚い。

今年8月、同社は「黄金だし まろやかだし醤油」を発売した。醤油市場の中でも伸長カテゴリーというだし醤油。そのトレンド感に目を付けたというが、話を聞くと、東海地方で醤油を作り続けてきた調味料メーカーとしてのプライドも詰まった商品であった。「黄金だし まろやかだし醤油」にかける想いやこだわりのほか、秋冬新商品の「ベジゴロおかず」などについて、経営管理本部財務管理課の大橋雄気氏に話を伺った。

目次

  1. 低迷する醤油市場。目を付けたのは、簡便性の高いだし醤油
  2. 東海地方の味にこだわった原料選びと新たな“節”の開発
  3. “高級感”をキーワードに、だし醤油市場へ参入
  4. 東海に根付いた調味料メーカーが掲げる、全国での醤油販売戦略
  5. コロナ禍を意識した新商品
  6. イチビキの名を東海から全国へ

低迷する醤油市場。目を付けたのは、簡便性の高いだし醤油

2019年に株式会社設立100周年を迎えたイチビキ。同社はこれまで「国産シリーズ」や「密封ボトルしょうゆ」など、数多くの醤油製品を世に生み出してきた。しかし市場ではつゆやぽん酢などの万能調味料の台頭によって醤油全体の売上が年々減少しており、市場全体が縮小傾向にあるのだ。

煮物や鍋を作る際、昔は醤油やみりん、砂糖などを混ぜて味を調えなくてはならなかったが、今は簡単においしく味付けできる調味料が豊富にある。そのため、醤油の出番がぐんと減ってしまったのであろう。

反面、醤油カテゴリーの中で、消費者のニーズが高まっているのが“だし醤油”だ。

だし醤油とは、昆布やかつおなどのだしをブレンドした醤油のことであり、つゆに近い感覚で使用することができる。その使い勝手のよさから徐々に消費者の注目度が高まっており、ここ数年で一気に市場が拡大した。

イチビキもまたその波に乗り、今秋「黄金だし まろやかだし醤油」を発売するに至ったのだという。その経緯について大橋氏は このように語る。

「だし醤油自体は以前から手掛けていたのですが、だし醤油をメインにしたブランドはありませんでした。そこで今回、新たにコンセプトや味を検討し、だし醤油がメインのブランドを新設。だし醤油市場の中で、存在感を発揮できる商品を開発することになりました」



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