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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング
子どもが“おねだり”したくなる、おいしさと楽しさのあるヨーグルト―明治乳業株式会社は、スプーンいらずのチューブヨーグルト「meiji Yoplait グルト!<ストロベリー><ピーチ>」を2010年3月16日(関東甲信越先行)に発売した。
同社は、フランスのYoplait(ヨープレイ)グループと09年11月18日、業務提携の発表を行うとともに、共同ブランド「meiji Yoplait」を立ち上げ、「明治ブルガリア」「明治プロビオヨーグルトLG21」に次ぐ、第3のブランドとして拡大していく方針だ。
提携第一弾の新商品であるチューブヨーグルトは、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどで、大ヒットしている商品。それを日本向けにアレンジし「meiji Yoplait グルト!」として上市した。まだ地域限定ながら好調な売れ行きを示している。
同シリーズが発売されるまでのいきさつや日本向けならではのこだわりポイント、今後の展開などについて、市乳販売本部 市乳マーケティング部 マーケティング3G 課長 秋山英樹氏に聞いた。
秋山 明治乳業のヨーグルト部門は年間1000億円を超える売上高のうち、約9割を健康や伝統、正統といったイメージの「明治ブルガリア」「明治プロビオヨーグルトLG21」ブランドで占めています。
一方で、健康面だけでなく、楽しさやおいしさを全面に打ち出した第3のブランドを構築したい、また、キッズ向けのヨーグルトを定着させたいという思いを強く持っていました。幼い頃から、当社のヨーグルトファンになってもらうことで、10.20年後、それ以降もずっと親しみをもってもらえたらという思いもあります。
フランスのヨープレイ社は、企業理念を「Joy of Life !」とし、チューブタイプのヨーグルトを発売してから、ソフトヨーグルトで世界一になった会社です。当社の念願が、ヨープレイ社と組むことで実現すると考えたのです。
ヨープレイ社のチューブタイプのヨーグルトは、海外で子どもたちに大人気。日本でも市場性があるのではないかと探っていき、日本仕様にして今回の発売にいたりました。