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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

株式会社ポッカコーポレーション
「じっくりコトコト」シリーズ

(株)ポッカコーポレーションのスープ事業におけるロングセラー「じっくりコトコト」シリーズ。それが10年8月23日、“大人が満足するワンランク上のスープ”として新しく生まれ変わった。

この『「じっくりコトコト」のルネッサンス』のポイントは、深化したその味わいにある。鶏や野菜から作られた特製チキンブイヨンによって、究極のコクとうまみを実現。また、仕上げに加えられた特製クリームパウダーにより、濃厚でなめらかな味わいをさらに高めたのだ。

そこで、研究所から09年にマーケティング本部商品戦略グループ食品チームに移った丹伊田穣寿氏に開発の詳細について伺った。

スープ事業に関する歴史、リニューアルにまつわる開発背景、インスタントスープの市場動向、ターゲットとコミュニケーション手法などについて、ここに幅広く紹介する。

1.スープ事業の黎明期から成長期まで

新生「じっくりコトコト」シリーズ。

その中身はもちろん、パッケージも一新された。マグカップにロゴの印象的なデザインが冴え、店頭でもすぐ目につくので、リニューアルにお気づきの方も多いかもしれない。

ここには、普段使いしたくなるような親近感が演出されている。また、“濃厚とろ~り。そのうえなめらか。”など、商品特性をストレートに伝えるシンプルなキャッチコピーを大きく配した手法も目新しい。

そもそも、レモン、コーヒー飲料の製造販売でもおなじみのポッカコーポレーション。

「当社が自動販売機(ホット/コールド機)を開発したのは73年のこと。その後も、ホットでも販売できる商品を数々開発してきました。スープ事業の歴史はそれにともない、缶スープの販売を開始した80年にまでさかのぼります」と丹伊田氏は説明を始める。

翌81年、家庭用の粉末箱入りタイプのスープを発売し、本格的に市場参入。そして、84年に、クルトンの入った「元気であいさつ」という主力ブランドを誕生させた。また88年には、お湯で戻せるフリーズドライのコーン粒を入れるという、当時では珍しい手法により注目も集めた。

バブル景気に沸く90年代初頭にはパン食が浸透。値段が高くても質のよい、洋食に合うものが求められるようになった経緯がある。

丹伊田氏は、「しかしながらインスタントスープ市場には、手軽な子どもの朝食向け商品が多く、舌の肥えた大人が楽しめるものがなかったのです」と語る。



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