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「金のつぶあらっ便利!」シリーズ
株式会社ミツカン
チルド事業カンパニーマーケティング本部開発企画課主任 長井健氏

「昔の納豆はたれが小袋に入っていたらしいよ」
という時代がきたら、嬉しいですね

あたり前すぎて疑問にも思わなかったことが、簡単・便利に――株式会社ミツカンは、納豆の表面を覆っていたフィルムとたれの小袋をなくした「金のつぶあらっ便利!<におわなっとう><超やわらか納豆とろっ豆>3P」を9月1日全国(北海道・九州除く)発売した。

本品は、ふたを開けると小袋もフィルムもなく、仕切りのある容器に納豆とたれが分けて入っている。食べるときは、とろみのあるたれを箸で納豆の方へ移して混ぜるだけ。フィルムをはがすことも、小袋の端を切るという作業もない。これらをなくすことによって、全国の家庭から出るゴミは2商品合計で年間45トン削減されるという。手間を省いた上に、家庭ゴミを減らすという画期的な納豆となっている。

同品が発売されるまでのいきさつや味作り、こだわりのポイントなどについて、チルド事業カンパニー マーケティング本部 開発企画課 主任 長井健氏に聞いた。

目次

  1. “もっと身近でもっと便利な納豆”とは?
  2. プロジェクトチームによって商品化を加速
  3. 約40年間変わらなかった容器を変える!
  4. 新しくなった伝統食品
  5. 納豆容器のスタンダードに

1.“もっと身近でもっと便利な納豆”とは?

― なぜ納豆の容器を変えることに?

長井 私たちは、パッケージ仕様の改善を目的にしていたのではなく、“納豆という商品の軸を変えるようなもの”を作りたいと模索していました。コンセプトは“もっと身近で、もっと便利な納豆”です。

当社のお客様相談センターには、“たれの小袋が開けづらく、飛び散る”“フィルムで手が汚れる”といった声が届いていました。納豆はシンプルな食品だけに、原材料でコンセプトを体現するのは難しい。ならば、お客さまから届いている不満点を解消しようとしました。

納豆を食べるときの当たり前になっている“少々不便なこと”を簡単・便利にするには、食べるまでの(1)作業の数を減らす、(2)作業をするけど負荷を減らす、という考え方があります。

実は2000年からこの発想はあり、いろいろアイデアは出ていました。例えば、容器にヒモのようなレバーを付けて、それを引くとたれが落ちるなどの案はあったものの、コストや大量生産を考えると、実現は困難。しばらくアイデア自体が眠る状態に。 約5年の期間を経て、2006年12月に「納豆革新プロジェクトチーム」を結成し再びチャレンジすることになりました。



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