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食品新製品トレンド記事 我が社の商品開発


「わが社の商品開発」は、各食品メーカーの新製品開発経緯について、まとめたものである。 過去1年程の間に発売された商品やシリーズ(業務用を除く)の中で、特に注力している商品について市場背景、 販促活動、配荷状況、今後の方向性等詳しく話を聞いた。

サントリー酒類株式会社
「サントリー オールフリー」

近年、伸長を続けるノンアルコールビールテイスト市場において、サントリー酒類株式会社が新たな商品を投入したのは昨年8月。「サントリー オールフリー」は、アルコール度数0.00%に、カロリーゼロ・糖質ゼロという機能性の高い付加価値を加えたビールテイスト飲料だ。

同社のビール醸造技術を駆使した麦汁をベースにアルコールを生成しない製法に加え、機能系ビール類の製造技術を応用。アルコールだけでなく、カロリーと糖質ゼロを両立することで、あらゆるシーンで飲めるという新たな価値を生み出した。

その功績から、日本食糧新聞社制定平成22年度「食品ヒット大賞」も受賞した。

商品開発の背景、ターゲット、コンセプトなどについて、同社ビール事業部ブランド戦略部課長の土井牧夫氏にお訊きした。

目次

  1. 健康価値の高い商品を投入、3つのゼロを世界で初めて実現
  2. いつでもどこでも飲めるビール時間の拡大を目指した
  3. 高い制約のもと最もおいしいと思える味を追求
  4. 消費者から寄せられた想像以上に幅広い飲用シーン
  5. ビール飲用シーンの固定概念を消費者自身が払拭させる
  6. 増産体制を整え販売計画を2倍にビール類市場全体の活性化を目指す

1.健康価値の高い商品を投入、3つのゼロを世界で初めて実現

ビール類市場が下降傾向にあるという現状の中、ノンアルコール市場の広がりに注目した同社は、ビール類離れの要因のひとつ「健康意識の高まり」に着目した。明確にビール類飲用をやめるのではなく、量をセーブしよう、飲む本数を1本少なくしようと考える消費者の意識をくみ取れば、ビール類市場を回復できるのではと考えたのだ。

“無糖炭酸はほぼビール類のみ”“ビール類市場はコーラ市場の約3.5倍(国内ケース換算)”という事実も、開発の後押しになった。

「『どうしてこれほど大勢の人がビール好きなのか?』というのが開発の入口でした」と土井氏は振り返る。

そして、健康意識が高まっている飲料市場へ、糖質も、カロリーもゼロという機能性の高い同品の投入は、国内他社のみならず、全世界に先駆けたタイミングでの発売となった。



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