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食品新製品トレンド記事 この人とマーケティング


「ふんわり食パン」シリーズ
山崎製パン株式会社
生産統括本部 パン第一本部 パン第一部
伊藤 利宏氏
営業統括本部 マーケティング部 マーケティング第一課
宮幸 誠二氏

そのままでもアレンジしても!
食パンの可能性を広げたい

08年12月の発売以来、急速に売上を拡大した「ふんわり食パン」シリーズ。ミミまでまっしろ、その名の通りふんわりとした食感が、子どもや30代主婦層を中心に話題を呼んだ。さらに、これまでにない“味のついた食パン”を定期的に展開したことで、09年度年間売り上げ80億円を達成、翌10年度にはその倍にあたる167億円に到達している(シリーズ計)。

また、日本食糧新聞社制定『平成21年度(第28回)食品ヒット大賞 優秀ヒット大賞』受賞ほか、多くのメディアからも注目されてきた同シリーズ。

今冬は大人気のフレーバー<チョコ風味>を再投入したことで、食パン市場の活性化にも一役買いそうだ。

同シリーズの開発までの経緯やフレーバー展開、マーケティングについて、生産統括本部 パン第一本部 パン第一部 伊藤利宏氏、営業統括本部 マーケティング部 マーケティング第一課 宮幸誠二氏に話しを伺った。

目次

  1. 1.ふんわり食パンの先駆者
  2. 2.ふんわり感を保つために
  3. 3.圧倒的な支持を集めたフレーバー
  4. 4.厳しい意見も味方に
  5. 5.あらゆる提案で支持層拡大

1.ふんわり食パンの先駆者

― あらためて同シリーズの特徴を教えてください

宮幸 最大の特徴は、ミミも感じさせない程のやわらかさです。触っただけでそれを実感いただけます。このやわらかさを利用したアレンジメニューは料理の幅も広げてくれます。

さらに、しっとりふんわりとした食感と優しい甘さ、素材そのもののおいしさもお楽しみいただけることから、8割ものお客様がトーストせず、そのままで食べていらっしゃるという商品です。

― なぜこのようなやわらかい食パンを展開されたのですか?

宮幸 同シリーズの開発には、ふたつのきっかけがあります。

まず一つ目に、同シリーズの前身となる「やわらか食パン」の販売がそれにあたります。

寒冷地において、特に食パンというのは固くなってしまったり、パサついてしまいがちです。こうした地域でもおいしい食パンを味わっていただきたく、しっとりやわらかな「やわらか食パン」を札幌で発売したところ、大変好評を得ました。

こうしたことから、同様の食パンを全国に広げるため、テストベーキングを重ねて作り上げたのが「ふんわり食パン」なのです。

08年12月に千葉工場で生産、同県先行販売を開始し、09年7月より関東.九州へと徐々に販売地域を拡大していきました。

二つ目として、当社のロングセラー商品「ランチパック」シリーズがブレイクしたことによります。同品に対し、ミミがなくて食べやすいといった声をいただいておりました。そのため、食パンでもミミを感じさせない商品が求められているのではないかと考えたのです。



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